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  • ホーチミンスタッフ

ベトナムの「変化」とは?


ベトナムは経済成長とともに「変化」しています。私達が目の当たりにしている本格的なモータリゼーションが始まる自動車のある暮らしへの変化だけではありません。特に食生活の変化は著しく、そのなかでも日本人には身近な牛乳はベトナムならではの変化を日々遂げています。

(VinamilkのHPより)

日本は牛乳を飲むことが一般的ですが、ベトナムではまだ「子供のための栄養補給」など特別なものとの意識が残っているようです。

日本では、総務省「食品需給センター食品産業動態景況調査」によると、2017年1人当りの年間牛乳消費量は24.4㍑とベトナムを下回っています。

一方で、ベトナム乳業協会によると、なんと2017年の1人当りの牛乳消費量は26㍑!!ベトナム乳牛協会は2010年に設立されたばかりで、データの正確さを抜きにしても驚きの結果です。

20年前と比較すると、生活スタイルの変化(所得の向上)、新技術の導入、流通システム(コールドチェーン)の確立によって、劇的な変化をもたらしています。牛乳の歴史的な背景に、牛乳は特別な飲みもので、常温でも長期保存が求められたということがあります。

下の写真のように、牛乳といえばスーパーの棚に常温で陳列されている「ロングライフ(長期保存)牛乳」をよく見かけます。

日本では消費期限の短い「殺菌牛乳」などの生乳が一般的だと思いますが、それらがベトナムで飲まれるようになったのはそれほど古くなく、ここ10年ぐらいのようです。

日本で飲む牛乳に近い味の生乳は、乳業最大手のVinamilkという国営企業の牛乳などがこちらです。

国の文化を学び、知るためには、目の前にあるもがどんな歴史を辿ってきたのかを知ることでその国の「変化」(文化の移り代わり)を垣間見れると思います。


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