日本より一足早く、今ハノイは夏真っ盛りです。 4月くらいから暑い日が増え始め、5月6月は37~38度まで気温が上がることもしばし ば。 一番暑い日は、なんと40度を超えることもあります。 猛暑が続くハノイですが、この時季様々な花が街を彩るので少し紹介していきたいと 思います。
5月になると、バンランの花(和名:オオバナサルスベリ)が紫に色づき、夏の到来 をお知らせしてくれます。
ベトナムでは例年であれば6月より夏休みに入りますので、学生さんは卒業のシーズ
ンを迎えることになります。そのため、バンランの花は「学生の花」とか「友情の花」とも呼ばれています。日本人にとっての桜のような存在ですね。
バンランの花と時を同じくして咲くのが、火炎樹(和名:鳳凰木)です。
夏の暑さを体現するかのごとく、真っ赤な花をつけます。
北部ではハイフォン市が火炎樹で有名なようですが、ハノイ市内でも至る所で楽しめ ます。
そして今シーズンを迎えているのが、国花でもある蓮の花です。
ハノイで一番大きな湖、タイ湖の北側には有名な蓮池があります。
入場料は1人50,000ドン(約250円)です。
週末の早朝に蓮池を訪れると、たくさんアオザイ姿の女性がカメラマンを引き連れて 写真撮影を楽しんでいます。 ベトナムの方はお花も写真撮影もとても大好きです。
撮影の様子をそばで見ていると、カメラマンの方から手の位置、目線の方向などいろ いろ指示が飛び交っています。
1組撮影が終わると、別の組の方がすかさず撮影ポイントに入ってきて、大変な賑わ いです。
蓮池の近くでは、路上で蓮の花束を販売しています。
お花もドライブスルーで買えるのが、ベトナムならではですね。
まだまだ暑さは続きそうですが、お花に癒されながら夏を乗り切ろうと思います。
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