ベトナムにも「桜」があります。ベトナム語で「Mai Anh Dao(マイ・アン・ダオ)」といいます。「うめさくら」という意味です。木の幹は桜の親戚ですが、花びらは梅の親戚のことから、「うめさくら」という名前ができました。
マイ・アン・ダオはベトナムでダラット地域のみで植えられます。毎年の1月ごろ花が咲きます。(ダラットとは、とてもベトナム人にも人気があり、1年中楽しむことが出来る避暑地です。)
12月になり、木の葉が落ち、つぼみが膨らんできます。天気が暖かくなれば、花がだんだん咲きます。
花びらは5枚あり、梅の花に似ています。
1月になれば、ダラットはピンク色に染められます。
日本の桜に似ているので、日本から来たと思っている人がいますが、昔、ダラットの人が山奥で発見し、ベトナムで出来たと思っている人もいます。ただし、この花の祖先は、ヒラヤマ山脈と日本の山にあったので、鳥によってベトナムまで種が運ばれてきただろうという説もあります。
この数年、観光者に来てもらうため、ダラット政権が、このような「マイ・アン・ダオ通り」を作りました。マイ・アン・ダオが綺麗な通りで若者にすごく人気があります。その為に、1月にはまだ寒くても、観光者が非常に多いです。
また、マイ・アン・ダオは、茶畑にも植えられており、いい景観です。
もし、機会があれば、是非ダラットに行って見て下さい。きっと、よい思い出になります。
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